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トラックと乗用車2台が衝突し、家族3人が亡くなった事故現場の国道17号=2024年5月12日午後5時28分、群馬県伊勢崎市境上矢島、中沢絢乃撮影
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 群馬県伊勢崎市でトラックと乗用車が衝突し、家族3人が死亡した事故から、16日で10日になる。県警はトラックが対向車線に進入したとみており、事故原因を詳しく調べている。一方、トラック運転手が勤める運送会社によると、トラックが事故前に法定速度を超える時速90キロで走っていたことが判明。見通しが良い広々とした道路で、なにがあったのか。

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 現場は同市境上矢島の国道17号、通称「上武(じょうぶ)道路」。片側2車線の直線道路で見通しはよく、当時路面は乾いていた。道幅は歩道の端から端までが23メートルと広く、中央には幅3.4メートル高さ25センチの分離帯がある。近くに住む人は「この大きな分離帯を越えて対向から車が来るとはまさか思わない」と話す。

 事故が起きたのは、大型連休最終日だった。6日午後4時15分ごろ、前橋市から埼玉県熊谷市方面へ向かう国道を走っていたトラックが、中央分離帯を乗り越えて対向車線に進入し、乗用車2台に相次いで衝突した。

 前方を走っていた車に乗って…

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